転職先を決めるときは、収入だけで決めてはいけません。お金は大事であることは事実です。しかしお金は、人生における充実感や幸福感を決める上では、一部の要素にしか過ぎないのです。収入以外の要素もしっかりと考えに入れて、仕事を探すべきでしょう。
まず「やりがい」です。自分がその仕事を終えたときに、満足感を得ることができるかどうかを考えてみましょう。自分がやりがいを感じて、積極的に関わっていきたいと思える仕事の方が、成果が出やすい傾向にあります。また、そのような仕事では自分を成長させることができるポジティブなストレスを多く受けることができます。逆にやりがいを感じていないと仕事の効率は落ちますし、体を蝕むネガティブなストレスに耐えなければいけなくなります。
将来性があるかどうかも、良い判断基準です。将来性のある仕事に就くメリットはいくつかありますが「有益なスキルが身に付く」ということがその1つです。将来性のある仕事の多くは新しいことに挑戦しやすい環境が整っています。そのため、今までの自分では通用しない場面に多く直面します。そのたびに新しいスキルを身に付けることができるのです。スキルが収入の何倍も価値があるものであることは言うまでもありません。
社会貢献性も重要な要素でしょう。社会貢献性の高い仕事は、たいていの場合、需要が高い仕事です。そのため今後廃れていく可能性が低いのです。また、社会貢献の経験は幸福度に大きな影響を与えます。